歯がぐらつき、痛みがあるという方が
相談にみえました。

60代の女性。
虫歯や歯槽膿漏など、
特に思い当たる節もなく、
気づいたら奥歯に痛みが出て、
そのうちぐらつき出したそうです。

歯医者では
『もう抜くしかない。』
と言われました。

その方はこれまで歯医者へは
定期検診にマメに通っており、
全く問題がなかったそうです。

歯ぐきも腫れている様子もなく、
健康的です。

でももう何ヶ月も
ぐらつき、不快な痛みがある。

歯と骨はカルシウムを中心に構成されており、
ホメオパシーでは同じものと捉えます。

組織の発生過程から考えると
両者は全くの別物ですが、

歯の土台は骨。

骨が弱ると歯は抜けやすくなります。

骨に良いティッシュソルトと
骨折のレメディーを中心に
また、マヤズムは親戚まで広く遡り
考えました。

ホメオパシーでは歯の問題であっても

ご本人のこれまでの生い立ちや
大きな出来事や病歴、
また、家族やご両親の病歴、
その他さまざまなことをお聞きします。

そうしてたくさんの背景から
一つのレメディーを
選ぶ材料にします。

なので歯の部分だけを見ません。

ようやく二度目の相談会で
改善の兆しが見えました。

『痛みは和らいでいる感じがします。
歯の動きも少しよくなった
ように思います。
前は今より動いて
歯が痛かったのだと思います。』

とご連絡がありました。

ひとまず良かったです。

通常、私の相談会では
レメディーの適用書を
お渡しして終わりではありません。

相談会の後も、お話を聞きして、

状態に合わせてその都度
変更、追加、微調整をします。

症状は次第に変わるし、
それに合わせて
レメディーはさまざまに
調整が可能なのです。

継続的な改善・治癒を目指して
今後も引き続きフォローしてまいります。