肝臓にあうレメディーのお勉強をしました。
「肝臓のオーガノパシー」というセミナーです。

内容は19世紀のイギリスの医師でホメオパスだったコンプトン・バーネットによる著書、
「肝臓疾患のレメディー」の解説です。

バーネットはオーガノパシー(臓器療法)の先駆者でした。

レメディーの中には選択的に特定の臓器に作用するレメディーがあり、それをオーガンレメディーと呼びます。

レメディーの種類、治療に使うポーテンシーの違い、プロトコルの差異などを学びました。

ひとくくりに肝臓のレメディーと言っても得意な領域が微妙に違うんですね。

あと、マザーチンクチャーについても。
種類によっては長期摂取が推奨されないものがあったり、
マザーチンクチャーは健康な人と病気の人とではその投与量も分けて考える、など。

私が看護師時代、病院にいた頃によく遭遇しましたが、肝臓は病気になると大きく腫れたりするんですね。

「肝腫大」と言うんですが、末期の肝臓癌など目に見えて膨らんでいる方も稀にいましたが、多くはエコーなどで確認できます。

でも昔の医師は触診だけで、左葉の肝臓が腫れてるとか、診断していたことに驚き!

もっと言えば垂直方向に肥大してるとか、水平方向に肥大してるとか、
バーネットにいたってはこのレメディーは左葉に作用する、とか治験していたんです。

どんだけ診断&検証技術高いのよ!と心底驚きました。

眉唾なんてこれっぽっちも思いません。間違いなく可能だったに違いない。

現代のように医療機器がなかった時代、医師の五感も研ぎ澄まされていたんでしょう。
失われた伝統技術のように、できる人が絶滅していったんでしょうね。

(現代では聴診器さえも完璧に使いこなしている医師はほとんどいないのではないでしょうか。

ほぼアクセサリーになってる感が。)

そんなことに衝撃を受けつつ、楽しくセミナーを終えました。

ホメオパス兼翻訳家でもある加藤笑子さんが主催する樫の木堂さんのセミナーでした。

わかりやすくて実践的でお勧めです。

ホメオパシーの勉強をしているときは至福の時間。

学んだら素早く実践に生かしたい!

点と点を結んで線にしていかなくては。やがて線を集結して立体に。
知識が立方体になれば相乗して臨床に生かせる。

人体が出す一片の症状というサインを紐解くことができるはず!

長い道のりですが地道に点を繋げていきます。